8カ国ヨーロッパ旅 パリ4日間の記録 サクレクールの朝、海外ディズニー、ルーヴルと三つ星フレンチ


パリの早朝と街並み(参考イメージ。実在の商品や人物とは関係ありません。)

パリで積み重なっていく「今しかない瞬間」

旅の4日間は、予定表では測れない出来事の連続だった。
朝の空気、小さなミス、思わぬ景色、そして歩くたびに変わる自分の感情。
40代になって感じる「行動の美学」は、パリという街でより鮮やかに輪郭を持ち始めた。

サクレクール寺院で迎えた旅立ちの朝:4日目

パリ最終日。ルーヴルで買った観光名所の傘の柄を眺めていると、まだ行けていない場所が一つだけあった。
「サクレクール寺院」。

シュトラル・デュ・ノール駅(ノード駅)から近いことを思い出し、日の出前にチェックアウトして向かう。
到着前に300段近い階段を大型荷物を抱えて登る覚悟を決めたら、冬の朝なのに汗がにじむほどの運動になった。

サクレクール寺院。
モンマルトルの丘にそびえ立ち、パリ郊外を一望できる場所。
新鮮で冷たい空気と、小鳥の声が混じり合い、胸の奥がゆっくりとほどけていく。

参拝後は階段を下り、坂を抜けてノード駅へ。
このあと向かうブリュッセルで、まさかネットが使えなくなるとは思いもしなかった。

クリスマスの魔法に満ちた海外ディズニー:3日目

一度は来てみたかった『ディズニーランド・パリ』へ。
スタジオエリアに入る前、三脚棒が荷物検査で引っかかり、10€を払って駅の荷物預かりに入れて再度並び直すというミスも発生。
けれど園内に入ればすべて吹き飛ぶほど、アトラクションの完成度は高く、待ち時間も少ない。

大人になっても、絶叫アトラクションでは思い切り子供に戻れる。
クリスマスシーズンの装飾はどこも絵になり、写真が映える。

子どもたちのお土産もしっかり購入し、またアトラクションへ向かうゆとりもあった。
“来て良かった”を何度も心の中で繰り返した。

夕方にはホテル近くのルーヴル美術館の夜景と、近くに見えた観覧車に静かに別れを告げて三日目が終了した。

凱旋門からエッフェル塔へ、そして思わぬ寄り道:2日目

水回りの問題は解決していなかったけれど、「パリの今は今しかない」。
昨日いただいた最高峰のクロワッサンをオーブンで軽く炙り、朝の贅沢を味わって街へ出た。

凱旋門、エッフェル塔、映画グラン・メゾン・パリのロケ地へ。
そしてサント・シャペルと間違えて入ったのは、マリー・アントワネットが過酷な日々を過ごした「コンシェルジュリー」。
意図せぬ寄り道は、旅でしか生まれない学びをくれた。

街中ではなかなかトイレが見つからず、日本の生活インフラのありがたみを思い知る。
それでもパリの散歩道は飽きがこない。

世界中から人が集まる観光地らしく、撮影モデルたちの姿も画のようで、眺めているだけで楽しい。
明日のディズニーに備え、日没と同時に宿へ戻った。

ルーヴルと三つ星フレンチ「エピキュール」:1日目

旅の始まりはルーヴル。
朝から膨大な美術品をじっくり堪能し、圧倒されながら歩いた。

そしてランチは、単独では本来予約が取れない(コースは2名以上)三つ星フレンチ「エピキュール」が1名の来店も受け入れてくれた。
雰囲気、サービス、味、どれも心とお腹をじんわり満たす体験。

詳細は食べログをご覧ください。
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心に残ったスポット・アイテム

予期せぬ階段も、寄り道の失敗も、美しい夜景も、すべてが等しく旅の一部になっていく。
この4日間で触れた「今しかない瞬間」は、後日静かに効いてくる気がしている。

※この記事内の画像は参考イメージであり、実際の商品・人物・ブランドとは関係ありません。

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